一度、ロッドを外して
カールテストをします



バッチリです

これは技術者目線の話になりますが、
従来のホットパーマでは、このときのチェック方法がストレートパーマと同様になる事が多かったんです。
しかしパーマにはパーマのカールチェックが出来たほうが、
根元のかかりはどうか・・・中間は・・・毛先は・・・どのくらいのリッジがでるか・・・
正確に判断しやすいです



さて、
そうしたら、
水洗で、はじめにつけた１液を流し・・・



さらに
コチラ


リアクションストッパー。
いわゆる
「炭酸スプレー」を使います。



これを、
一つ一つのロッドにかけて
ダメージの原因になる残留物質を落としていきます

先ほどの話に出てきた
アルカリ成分などですね。

よくいう、残留アルカリを
10000ｐｐｍの高濃度炭酸できっちり落とします！

抗酸化成分フラーレンも配合されているため
活性酸素も除去します




パーマの仕上がりには
この中間処理がとても大事

髪のコンディションは
ここで決まるといっても過言ではありません



次は２液につづきます
→https://www.neizy.com/blog/2014/02/post-601-773233.html

ここが普通のホットパーマとは違うところ！
ワインディングのあとにこの「デジクリップ」で
一本一本のロッドをカバーしていきます



つけあがりはこんな感じ。



こうしてカバーリングをすることで、
ロッドから発する熱を効率よく髪へ働かせていきます。

このため、ｸﾘｯﾌﾟｶｰﾙでは
通常の半分以下の温度で、
数分間の加温タイムという短時間で熱作用を終わらせます。

髪質によりますが、
温度は45℃～50℃、
時間は3分～5分です。
そのあとに蒸らす時間が数分あり、
ここでいわゆる「クリープ効果」が生まれます

主なクリープ効果は、
ダメージの軽減、カールの持続力UP、柔らかい質感の向上などです。
最近のパーマ技術でとくに注目されていたところですね




今まで以上に、
髪への負担が軽減し、
なおかつカール形成力はUP

素晴らしいです
クリップカールのおかげで
パーマスタイルがまた一段とキレイになりますね。

つぎはカールチェックです
コチラへ↓
https://www.neizy.com/blog/2014/02/post-599-773040.html

なぜホットパーマが、クリップカールがキレイにかかるのか。
一つ一つの工程を追いながら
ご説明します


まずは、通常のパーマと同じように
ﾊﾟｰﾏの１液をつけます。



この１液は、
髪に負担の少ないコスメ系。

更に、
このあとに使う熱を利用して
毛髪補修効果を出す
「トリプルラクトン環」という
トリートメン成分が入っています。

これが、かなりのスグレモノ
普通は髪の負担になってしまう熱により、毛髪内部のアミノ基と反応して結合。
柔らかいカールをつくりながらも
髪にハリ、コシ、ツヤを与えます。

さらに、
専門用語になってしまいますが、
パーマによるダメージの原因の大部分は
パーマ液に含まれるアルカリ成分。
このアルカリの強さをあらわすアルカリ度というものがあるのですが、
このパーマ、
一般的なパーマの約半分です。
こういう基本的なところからも髪にやさしいんです



ワインディングは
パーマ液がついている状態で
巻いていきます



テンションをかけすぎずに
キレイに巻いて・・・

巻き上がりです




つづきます
コチラへどうぞ↓
https://www.neizy.com/blog/2014/02/post-598-773037.html