荒木飛呂彦の漫画術
こんにちは^^
横浜みなとみらいの美容室neizyの坂本です。
今日は本の話。
大、大、大好きな
JOJOの荒木先生が!!!
こんな書籍を出されました!!!
「荒木徒飛呂彦の漫画術」
見つけた瞬間に、
即、購入を決めました。
そして、
期待以上の内容の充実度!!!
絶対、
荒木先生は
確固たる何かのもと、作品をつくっているんだと思っていました~~~~~!!!
ベタですが、好きなキャラは承太郎です。
本の中でも、
「これは漫画だけに当てはまることではなく、色々な社会に当てはまることだと思う」と
書いておられましたが、
自分達、美容師に置き換えても
勉強になる事が
たくさんありました!!!
特に印象に残ったものを抜粋すると・・・
・マイナスプラスゼロの罠
常にプラスプラスがセオリーだが、マイナスをつくってプラスに持っていってもそれはゼロ。
・リアル化とシンボル化
鳥山明先生の凄さ
同じ絵ばかり書いていたら時代遅れになる
リアルとシンボルのどちらかを優先するとしたらシンボル。しかしそれだけでは続かない
・達筆風な絵を書くな
描き手の心が写し出される。
・読者は世界観に浸りたい。
読者の期待を裏切るな
・一定のリズムで漫画を書き続けること。
作者の気持ちの波があれば絵から伝わる。それをつくらない生活をする事が大切。
・売れる「テーマ」から考えるのは間違い
継続には情熱が必要。
・アイディアは尽きない
「素直さ」があれば興味は生まれる。興味があれば…
それらの中でも、
特に共感したのは、
・「基本四大構造」という考え方。
最も大切なのは「キャラクター」
これは、
本当に色々な事に通じると思いました!
荒木先生曰く、
漫画の基本四大構造とは、
1キャラクター
2ストーリー
3世界観
4テーマ
だそうです。
その中で最も大切なのは「キャラクター」
魅力ある登場人物がいなければ、漫画はヒットしないそうです。
美容師も全く同じ!
いくらカットがうまくても魅力のない美容師だったら人気は出ないでしょう。
美容師で言えば、
その4つは
1キャラクター
2技術
3デザイン
4テーマ
のようになるのではないでしょうか?
「キャラクター」とは
人間性であり、個性であり、
美容との向き合い方とも言える
と思います。
漫画にとってのキャラクターとは登場人物のことですが、
美容師にとってのキャラクターとは自分自身。
例えば、お客様が「似合う髪形がわからない」と話したときに、何を感じて何をするのか。
そこには、
もちろん技術やデザインが必要になってきますが
それをどう使うのかはその人自身。
お客様が美容師と向き合ったときに
その美容師を信頼できるかどうか、
それは技術やデザインを提供される前に
もう決まっているのではないでしょうか?
「キャラクター」というとポップな印象になってしまいますが、
人として、美容師として
日々どう向き合っているのか
ということは
本当に大切なことだな、と改めて考えさせられました。
ちょっと熱くなってしまいましたが
この本はJOJOファンでなくともオススメの一冊です!
本屋さんで是非^^