当時、横浜で毎日満席のご予約を受けていた
現neizy代表のサカモトは悩んでいました。
「自分を指名してくださっているお客様が日に15~6名となると、一人のお客様に携わっている時間は30分を切ってしまう…。
サロンに2~3時間滞在しているお客様は、僕が担当している30分以外の時間は全てアシスタントが担当している。」
「僕の担当顧客を任されているアシスタントは、サロンにとっての常連のお客様ばかり長時間担当している…。サロンの中でもかなり重要なポジションだ。」
「僕自身、もっと一人一人のお客様との時間を増やして、もっと魅力的なヘアをつくりたい」
そして、
1つの疑問がうまれる。
「予約に空きがあり1日フルに動いていないスタイリストの給料よりも、
トップスタイリストの顧客をほとんど任されて1日フル稼働しているアシスタントの方が給料が低い。おかしくないか?」
「技術試験、というのを言い訳にしてはいるが、技術も使っていなければ意味はない。
これでは、ただアシスタントとというだけで給料が低い、いってしまえばただの年功序列ではないか。」
そんな、
美容師としては当たり前の現状に疑問を感じ、1つの答えに行きつく。
美容師はお客さまに対して、「自分のお客さま」という意識が強い。
確かに顧客は店ではなく人につく。
でも、お客さまはサロン全体にもっと求めているのではないだろうか?
もっと、担当者だけでなくスタッフ全員にもっと迎えてもらいたいんじゃないだろうか?
「お客様が求めているのは、担当者1人が叶えられるものではない。」
「お客様は、サロン全てにもっと期待している。」
競争から協力へ。
これからの美容師に必要な考え方はこれだ。
美容はチームワーク。
全員で一人のお客様を迎える気持ちを大切にしたい。
本気でそれをやるなら、
美容室のあたりまえを見直そう。
スタイリストとアシスタントの役割って何?
お客さまはなんて呼ぶの?予約表はこう書くの?歩合給でいいの?
サロンの根本から改革が必要だ!
そうして、
考えに賛同してくれた長年の付き合いの小泉店長、
オープニング募集で集まってくれた森、永田両名とともに
合計4人でneizyはスタートした。
横浜みなとみらいで
一番小さな
アットホームな隠れ家サロンとして。
「全員接客。
全員、みんなのお客様。
当たり前だけど、
この当たり前を大切にしよう。
それがお客様が
一番居心地が良くなるから」
現在は、
オープニングメンバーの小泉店長
2016年に退社し、
彼は今は故郷青森で自分のサロンを持とうとしています。
森、永田は、オープン当時は美容キャリアはほとんどない状態でしたが
オープニングを経験し、
徐々に技術が身につき、幅広い年代の方とお話できるようになり、
今では、
ご来店されたお客様からは
毎日二人の名前を呼ぶ声が聞こえます。
森はスタイリストデビューをして
もうすぐ1年。
neizyを根底から支え、
お客様からも絶大な信頼を得ています。
neizyは次のステージへ
進み始めました。