美容師が働きやすい環境、
成長できる環境を日々考えている
横浜みなとみらいの小さな個人店
neizy代表のサカモトです。
美容師の就職先の選び方。
「ここしかない!」と
決めている人は別として
だいたいの人が
どうやって探すか、どうやって決めるか、
悩むところだと思います。
かなり昔の話になりますが、
僕が最初に勤める会社を探しているときは
けっこうバタバタでした。
美容業界のことを、
何も知らなかった僕は
片っ端からサロン見学や面接に行っていました。
原宿の某サロンでは面接中に帰らされ、
テレビでも見かける某大手サロンでは面接で脅され、
我ながら、
よく心が折れなかったな、
と思います笑
そんな時、
うちの母は
「会社組織になっていて社会保険に入ってるとこに就職しなよ!」
と何かと僕に言ってきました。
僕は全く聞く耳を持ちませんでした笑
「チェーン店に就職しても、
身につけたい技術はない」
生意気にそんなことを言ってました。
まあ、昔の話だから…。
ただ、
今振り返ってみても
自分は間違ってなかった
と思います。
親には申し訳ないけど。
僕は最初に就職するときから
「何ができる美容師になりたいか」
「美容師になったら何をしたいか」
ということを
よく考えていたので
必然的に、
「何を学びたいか」
という視点で
就職先を探していました。
会社に守ってもらうこと
を前提ではなく、
腕を磨き、自分が
会社を守る側の美容師になる
ことを強烈に意識していました。
ちなみに、
今でこそドライカットで
クセや髪質をいかすヘアを得意としている僕ですが、
当時は
「エクステンションを学べるサロン」
を探していました。時代ですね。
だから一応、ブレーズ、ドレッドなどもできます^_^
ブラックヘアにご興味のある方はサカモトまで笑
neizy ヘアデザイナー
森 香樹の作品。
彼はインスタにハマって
よく営業時間外に撮影をしています。
休日にサロンにくることも珍しくなく。
この後に載せていくスタイルも
全て彼のもの。
技術が身につくと表現できる楽しさが
増していきますよね。
そうするとまた技術も伸びていく。
美容学校の先生曰く、
最近の学生さんは
「自分がつくりたいヘア」より
「自分がなりたいヘア」で選んだり、
給料や休日などの
労働条件で選ぶ人も多いと聞きます。
それも1つの選択だけど、
せっかく美容師なんだから、
自分がやりたいことを
やれる環境を探してもいいんじゃないかと思う。
「好きなことを仕事にする」
って、
本当に限られた職業だと思うから、
夢を実現する
ということを
もっと贅沢に考えて、
もっとやりたいこと、やっちゃいなよ!って。
あと、
美容師なんだから、
売れれば裕福。
売れなければ並以下。
これは、どこの会社でも一緒です。
本当に。
社会保険や週休二日とかは
会社を判断する基準としては
あって当たり前なだけで、
そこは大切なことではない。
neizyも
社会保険完備で
週休二日で有給もあって
営業時間も18:00までだけど
「だからneizy で働きたいんです!」
という人はうちのメンバーにはいません。
美容師として、
どんなサロンで
どんなお客様を相手に
どんなヘアをつくりたくて
美容師として何ができる人になりたいのか。
美容師としてどんな人生をつくりたいのか。
20歳過ぎたら、
そういうことを考えながら
仕事を選んだ方が
素敵な人生になるのではないかな。
だから、
僕は決して順風満帆に
美容師人生を歩んできたわけじゃないですし、
初任給はバイトリーダー並みで
社会保険も入っていませんでしたが、
もし、
就活中の自分に一言言えるとしたら、
「それでいいぞ」
と言ってやりたい。
どうせ聞く耳を持たれないと思いますが笑
そんな僕が代表を務めるneizyでは、
教育方針として
最も大切にしていることがあります。
成功体験
と
美容師としての自立
です。
僕は
大前提として、
サロンのスタッフがイキイキとしている
美容室が好きです。
美容師は、
好きなことを毎日やっているのだから
そうあるべき
だと思っています。
イキイキと働くために
大切なことは何か。
それは自信です。
美容師として、
お客様に何かができるという自信。
自分で、
自分の人生をつくっているという自信。
そういうところから
毎日が楽しくなり、
人を幸せにできる美容師に成長していけるのだと
僕は信じています。
20代や、まだ支持を得ていない美容師は
何かと悩んだり迷ったりして、
独りよがりになることも多いですが、
美容師は
決して個人戦ではなく
チームでサロンをつくるもの
だということが
何より大切です。
だから、
美容師として
何がしたいのかまだわからない、
という方は、
自分が盛り上げたいと思うサロン、
一員になりたいと思うサロン、
という視野で探してみるのも
1つ手かな、と思います。
美容師をやっていく上で
壁はだいたい10くらいは誰しもあると思うけど
1つ目が就活ということで
乗り越えてもらいたい。
同じ美容師として、
共に頑張っていきましょう!