こんにちは^^
横浜みなとみらいの美容室の坂本です。
neizyでは最近イノセントカラーが人気です
イノセントカラーってなに??
という方は、こちらをどうぞ
「カラーがうまい小泉BLOG」
最近のカラーのトレンドは
はっきりとした色味というよりは
髪を軽やかに、つややかに見せる質感がメインになっています。
ヘアカラーの場合、
まず「軽やかに」ということが少し難しいんです。
日本人の黒髪は
そもそも赤からできていることが多いってご存知ですか??
いわゆるメラニン色素の話なんですが
メラニンは4種類あって・・・
と、この話をすると長くなるので端折ります(笑)
ブリーチしていくと、
白になる前にオレンジ→黄色って感じなるのは
なんとなくイメージがつくと思います。
髪ではない、普通の黒は薄くなれば灰色になっていきますよね。
でもヘアは違う。
それがさっき出てきた、赤からできてる黒なんですよってことなんです。
この赤が強ければ強いほど、
髪は重く見えることが多いんですよね~。
なんで髪を軽く見せるためには
まず、赤を消さなければいけません!
イノセントカラーはそんなところも
気にかけながらつくっていくことが大切です。
前置きが長くなりましたが、
今日はそんなイノセントカラーの
色見本をつくってみたいと思います。
じゃじゃん。
ワクワクしますね~
こうゆう毛束があるんですよ。
余談ですが、
僕なんかはバリバリのダブルカラー世代なので
15Lv以上の毛束を見ると興奮します(笑)
今はピグメントという
非常に優秀な低アルカリカラーがありますが
昔は白髪染めを塗って、即!シャンプー!
なんていう、リラクゼーションのかけらもない
カラーリングをしていましたからね
昔の白髪染めにはマット(緑)が入っていたため
キンキンに明るくなった髪にほんのちょっと発色させると
いい感じのギャルお姉さんカラーになったんですよ。
しかも、その時代は
システムトリートメントなんてありませんからね。
PPTで前処理をして毛先のコンディションを整えるなんてのは
未来の話。
15Lvのブリーチ毛に、
白髪染め(5Lvくらい)を
トリートメントなしで塗る
そうやってこちら↑をつくる。
どうだ!
今の技術と比べて考えると!!
めっちゃ、難しそうだろ!!!
15年前はそういう無茶を
技術でカバーしていたんだよ!
今はこんなに簡単になったけど!!
メーカーさんに感謝しなさい!!!
・・・
おっとっと、
すみません、失礼しました。
お客様向けの話が
「ワクワク」あたりから森君向けになっていました・・・。
話は戻って、
イノセントカラーを塗ってみます!!!
イノセントプラチナ
と
イノセントアイスブルー
明るさは7Lv。
あえて濃いめです。
ちなみに7Lvというのは、
銀行、ホテルにお勤めの方でも
だいたい問題ない
というくらいの明るさです
今回は実験のため、
濃くつくっていますが、
本来はうっすらほんのり色づけるくらいがきれいです。
メラニンの赤を消すために、
ベースの明るさはある程度つくって、
あとはカラーの色で仕上がりの明るさを調整。
仕上がりはこちら。
・・・
見えにくい!
申し訳ありません!!
こんなに長々書いといて肝心の色が見えにくい!!!
しかし、
紫がかった色であることは
確認できますでしょうか???
そうなんです。
イノセントカラーには、
若干の紫が入っているんです。
これが、
ヘアカラーに艶やかさを加えてくれるポイントでもあります!
毛束の色は、
お客様の仕上がりとして完成する色ではなく、
もともとの髪が持ってるメラニン×毛束の色
で
カラーの仕上がり、となります。
ベースはモノトーンなのに、
補色として紫が入っている・・・
それだけでなく、しっかりとしたアッシュや微量のマットの絶妙なバランス・・・
日本人のメラニンをキレイに見せる透明感・・・
こんなカラー、
なかなかなかったよ!!!森君!!!
メーカーさんに頼らず、
自分の調合でも作れるようになってくださいね!!!
おっとっと。。。
そんなかんじで、
なかなか今までにない発色のイノセントカラー
この夏、
まだまだオススメのカラーリングです
迷ったときにはぜひご相談ください!