ハゲタカ
今回も、本棚から引き出してまた読みしています・・・。
「ハゲタカ」 真山仁
企業買収の話です。
はじめに読んだときは、なんでこれを読もうと思ったんだろう・・・。
謎です。
中古屋で買ったようなので、
適当に選んでいたんですかね?
ただ、
この作品は本当に面白いんです!!!
正直、金融の「き」の字もわからない、
むしろビジネスマンの日常すら
全くピンとこない僕ですが
とにかく、
主人公が魅力的だった。
それだけでがっつり読み込めました。
ちょいちょい、
新渡戸稲造の「武士道」の引用があったり、
主人公が「本当のサムライとはなんだ」と自問自答したり
まあ、そっち系です。
雑な説明ですみません><
作品の中でこんな言葉が出てきました。
正論を貫くだけの戦略とスピリッツ
はは~。
正論、て難しいですよね…。
正論だから認められると思えば大間違いで、
「いつ」「誰が」「どこで」「どう」言ったかによって、
まわりの受け止め方は違ってくるし・・・
(聞き手のときは、そうゆうことに左右されちゃいけないんですけどね。)
逆に、
正論ほど、人を傷つけることもありますし・・・
本当に、
「正しいこと」っていったいなんなんでしょうか??
と、
不毛な言葉迷いに突入してしまいます。
以前、読んだ
司馬遼太郎の「翔ぶが如く」の中で
司馬先生は、
世をつくるのは論理ではなく感情だ
と、おっしゃっていました。
ふ、深い・・・。
何かあるたびに頭の中でリフレインしています。
本当にそうですよね。
正しいからと言って
それが通るとは限らない。
「ハゲタカ」に戻りますが
正しいことをしたいと思えば、
それを貫く戦略とスピリッツが必要だと。
勉強になりました
ちなみに、
ちょっと古いですが
「ハゲタカ」は映画にもなっています!
ご興味のある方は是非
こんなブログを書いていますが
坂本自身は、特に権力の壁にぶつかることもなく
悩みなく能天気に過ごしておりますので
どうぞご心配なく・・・誰もしてないか(笑)